♉ 今週の02.牡牛座,今週の運勢…あなたのための冥王占星術
あの冥王星が 10ハウス(キャリア,社会的役割) にいるのは周知のとおりだが、現在は
3ハウス(日常会話,情報収集,学び)にいる幸運の木星とお互いに刺激しあっている。これはオポジションという角度形成で、書籍によっては「凶角」というようにネガティブな内容だが、心配はしないでほしい。オポジションはあくまで「刺激」であり、良くも悪くも「刺激」…つまり「化学反応」なのである。お笑いコンビやアーティストに例えて考えるなら、仲良しで趣味嗜好・音楽性も合うユニットも良いのだが、お互いに好きな部分は正反対…だけどコンビになればそれが良い味になってパワーを発揮する!というようなイメージだろうか。現在の冥王星と木星の刺激というのはまさにそういったものとして考えていただきたい。具体的には
社会的な肩書きや【こう見られたい自分】に対して、3ハウスの「日々の会話・勉強・移動」が強く揺さぶりをかけてくる。何気ない雑談や、ふと耳にした一言、通勤途中の広告が、あなたの仕事観・キャリア観を根こそぎ掘り返すきっかけになるかもしれない。「安定しているから」と思っていた立場が、実は思考停止の上に成り立っていた…そんな気づきもあるだろう。冥王星は10ハウスで、あなたの「職業という仮面」を脱がせ、本当のライフワークを見つめ直させようとしている。焦って結論を出す必要はないが、「この先10年、同じ名刺で生きていたいか?」という問いから、そっと目をそらさないでほしい。
また水星逆行は引き続きぐんぐんと進み、遂には7ハウス(対人関係,結婚運)まで戻ることに。でも今回の水星逆行は冥王星から、そして海王星からも良いパワーを得ているところに妙味がある。つまり水星逆行のセオリーとしての「巻き戻し」はあるのだが、そこには「テキストに書いてないイマジネーション」や「絶対的に強固な思考と言葉」がキーになっていくのだ。あなたのスケジュールや予定を混乱させるような巻き戻しではなく、「これは絶対に巻き戻らないといけなかったんだ!」とか「事実は小説より奇なり!」的なものが、このハウスでで展開していくのだ。
7ハウスは、パートナーや恋愛、ビジネス相手との1対1の関係を象徴する場所。そこへと水星が逆戻りする今週は、過去の約束や「保留になっていた話し合い」が再びテーブルに乗せられやすい。既読スルーされたメッセージ、うやむやに終わった話題に、宇宙から「続きをどうぞ」と字幕が出るようなイメージだ。冥王星と海王星のサポートにより、単なる言い争いではなく、互いの弱さをさらけ出す対話に変えられる可能性がある。自分の不安や執着を包み隠さず言葉にすることが、関係性の【再契約】の鍵になるだろう。
ちなみに現在の7ハウス(対人関係,結婚運)には太陽と金星も在室中。そう考えると…現在はやはりここのハウスでのことに意識を集中して、テーマにしていくのだなぁという時期ですね。
太陽と金星によって7ハウスはやわらかく照らされ、出会いのご縁や既存の関係の【修復モード】が色濃くなる。牡牛座にとっては、安定を壊さないために本音を飲み込みがちな領域だが、今週はむしろ「壊れるなら、それはもう限界だった」という視点を持ってほしい。恋愛においても、パートナーシップにおいても、あなたが自分を小さくして成り立つ関係は、冥王星の時代には耐えられない。怖くても一歩踏み出し、【破創】のあとに来る静かな安心を、少しだけ先取りしてイメージしてみてほしい。
冥王星はいつでもあなたを見ている…いつでもね