♌ 今週の05.獅子座,今週の運勢…あなたのための冥王占星術
あの冥王星が 7ハウス(対人関係,結婚運) にいるのは周知のとおりだが、現在は
12ハウス(秘密の領域,スピ系,自己犠牲)にいる幸運の木星とお互いに刺激しあっている。これはオポジションという角度形成で、書籍によっては「凶角」というようにネガティブな内容だが、心配はしないでほしい。オポジションはあくまで「刺激」であり、良くも悪くも「刺激」…つまり「化学反応」なのである。お笑いコンビやアーティストに例えて考えるなら、仲良しで趣味嗜好・音楽性も合うユニットも良いのだが、お互いに好きな部分は正反対…だけどコンビになればそれが良い味になってパワーを発揮する!というようなイメージだろうか。現在の冥王星と木星の刺激というのはまさにそういったものとして考えていただきたい。具体的には
7ハウスの冥王星は、恋愛やパートナーシップにおいて「魂レベルで向き合う相手」を連れてくる。そして12ハウスの木星は、無意識や見えない世界を拡大させる。今週の獅子座は、対人関係を通して、自分の影も光も丸ごと映し出されるような出来事がありそうだ。相手の態度に過剰に傷ついたり、逆に過剰に理想化したりする背景には、あなた自身の深い部分で眠っていたテーマがある。冥王星は、「この人にだけはよく見られたい」というプライドを一度【破創】し、ありのままの自分で立つことを要求してくるだろう。
また水星逆行は引き続きぐんぐんと進み、遂には4ハウス(家庭家族,ルーツ,心の奥底)まで戻ることに。でも今回の水星逆行は冥王星から、そして海王星からも良いパワーを得ているところに妙味がある。つまり水星逆行のセオリーとしての「巻き戻し」はあるのだが、そこには「テキストに書いてないイマジネーション」や「絶対的に強固な思考と言葉」がキーになっていくのだ。あなたのスケジュールや予定を混乱させるような巻き戻しではなく、「これは絶対に巻き戻らないといけなかったんだ!」とか「事実は小説より奇なり!」的なものが、このハウスでで展開していくのだ。
4ハウスは、家族・ルーツ・心の底にある【安心のかたち】を象徴する場所。水星逆行がここに戻ることで、幼少期の記憶や、家で言えなかった本音が急にフラッシュバックするかもしれない。「家では良い子でいなきゃ」という刷り込みが、今の対人関係にどう影響しているのかを見直すタイミングでもある。海王星と冥王星のサポートは、過去の出来事に新しい意味づけを与える力として働く。「あれがあったから、今こうやって誰かに優しくできる自分がいる」という視点に立てたとき、あなたの中の小さな王様・女王様が、やっと玉座に座り直せるのだ。
ちなみに現在の4ハウス(家庭家族,ルーツ,心の奥底)には太陽と金星も在室中。そう考えると…現在はやはりここのハウスでのことに意識を集中して、テーマにしていくのだなぁという時期ですね。
太陽と金星が4ハウスを温める今週、獅子座にとっての「家」は物理的な場所を超えて、【心がほどける空間】を意味してくる。血のつながりがあるかどうかに関係なく、「この人の前なら弱音を吐ける」「この場所なら素の自分でいられる」と感じるなら、そこはすでにあなたのホームだ。冥王星時代の家族運とは、「血縁」よりも「魂縁」によって構成される。あなたを舞台に立たせる光だけでなく、舞台袖で背中をさすってくれる闇の同志たちを、静かに見つめ直す一週間になるだろう。
冥王星はいつでもあなたを見ている…いつでもね